CB400 SUPER FOUR /SUPER BOL D'OR

 

 

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


CB400 SUPER FOUR(シービーよんひゃくスーパーフォア、略称:CB400SF)は、本田技研工業が発売している400ccネイキッドタイプのオートバイである。通称スーフォア

 

 CB400SF (NC31)


CB400SFは、PROJECT BIG-1のコンセプトの下に開発された。PROJECT BIG-1では、以下のような要件を掲げている。
  • 心臓部には4ストローク・DOHC・水冷並列4気筒エンジンを採用すること
  • ワイルド&セクシーなスタイルであること
  • 走る者の心を魅了する感動性能を有すること

 

1992年、第29回東京モーターショーにPROJECT BIG-1初の車種としてCB1000 SUPER FOURが参考出品され、その後4月に発売される。

それまでのホンダの4気筒ネイキッドしてはCB-1が販売されていたが、CB-1がスポーツ性能では優秀であったが、実用面ではガソリンタンクの容 量が少なかった事や、ライバル車と比べてスタイルが中途半端だったために、販売で苦戦しており、CB400SFはCB-1の失敗を反省し、かつての名車の スタイルを取り入れた形で発売された。

 

CB-1からの主な変更点としては、

  • スポーティ感のあるスタイルから、CB750FやCBX400Fの旧車風のスタイルに変更
  • モノサス→2本サス
  • CB1100Rタイプの大型タンクに変更
  • フロントブレーキのダブルディスク化

CBR400Rから代々続く水冷並列4気筒エンジンであるNC23Eからカムギアトレーンを廃し、フィンを追加して搭載

 

マイナーチェンジでVersion Rが登場し、その後、ビキニカウルレスのVersion Sが登場した。またNC31をベースにCB750FOUR風のスタイルを取り入れたCB400FOURといったモデルも存在する。

 

Version R(バージョンアール)


1995年3月10日発売。ビキニカウル搭載のモデル[1]

STDモデルからの変更点

  • ビキニカウル&専用ヘッドライト
  • アルミ製のサイレンサー(STDが鉄の一体型である)
  • スロットル開度に連動して最適な点火時期を供給するPGM-IGコントロールシステム(電子制御点火システム)の採用。

発売当時の値段は、STDモデルより10万円高となっている。

 

Version S(バージョンエス)


バージョンSは、バージョンRからビキニカウルをはずし、ネイキッドスタイルとしたほか、フロントブレーキが日信工業製対向4ポットキャリパーとなっている[2]

また、マイナーチェンジによりフロントブレーキにブレンボ製対向4ポットキャリパーを装備したモデルも存在する[3]

 

 CB400SF HYPER VTEC (NC39)


1999年2月22日にNC31からフルモデルチェンジが行われ、形式番号もNC39になり、車体、フレーム、エンジンなど車体のほとんどが改良された。

 

NC31からの主な変更点

  • 中型車では初めてとなるHYPER VTECを初採用
  • ラジアルタイヤに変更(それに伴うタイヤサイズ・大型指定ZRレンジへのタイヤ強度の変更&スイングアーム変更)
  • 外装デザインの大幅な変更

 

特に、エンジンに可変バルブ機構であるHYPER VTECを採用したことがモデルチェンジの目玉とされている。但しこのHYPER VTECは4輪のVTECと違い、カムシャフトではなく、バルブの開閉による調整を行うものである。具体的には、一定の回転数までは4バルブ中2バルブが 閉鎖しているが、一定の回転数を超えると4バルブ化するようになっており、これはかつてCBR400FにあったREV機能から発展したもので、燃費の向上 などを目的としており、四輪のVTECと差別化するためにHYPER VTECと名付けられている

 

HYPER VTEC SPEC2


2002年1月30日にマイナーチェンジされ発売。

HYPER VTEC(初代)からの変更点

  • バルブ切り替えタイミング回転数の引き下げ(6750rpm→6300rpm)
  • イモビライザーのHISS(Honda lgnition Security System)を400ccクラスで初採用
  • メーターの変更
  • フォークのボトムケースが2ピースから1ピースに変更され、フォークカバーが追加
  • 細かい箇所の改良、サスセッティング変更

 

2002年12月23日

  • CBX400Fのカラーをモチーフにした新色のキャンディブレイジングレッド(通称:CBXカラー)が追加された。

 

2003年7月18日

  • ホンダプロス店限定のモリワキのスリップオンマフラー付のパールヘロンブルーのCBXカラーの車両の限定発売されるが、スリップオンマフラーは車両登録後に装着の形となっている。

HYPER VTEC SPEC3
2003年12月25日発売。2003年10月25日~11月5日までに開催された東京モーターショーに参考出品された。

HYPER VTEC SPEC2からの変更点

  • テールランプがLED化
  • 6速のみバルブの切り替え回転数の変更(6300rpm→6750rpm)
  • シートをローダウン化し足付き性の向上
  • ヘットライトのマルチリフレクター化
  • グラブレールを標準装着。(SPEC2までは純正オプションだった)
  • リアキャリパーを従来(SPEC2以前)の下引きを見直し、上引きに設定を変更。整備性・ブレーキタッチを向上させている。
  • サイドカバーの形状を初代HYPER VTECから一新し、足付き性を向上させている
  • カラーオーダープランの増加
  • CB1300SFのマイナーチェンジを受け、外装の形状をCB1300SFに準じて一新

2005年3月30日マイナーチェンジし、フロントショックに減衰力調整機能がついた。

 

CB400 SUPER BOL D'OR


CB400 SUPER BOL D'OR(シービーよんひゃくスーパーボルドール、略称CB400SB)は2005年のCB400SFのマイナーチェンジに併せ、ハーフカウルを装備したモデルとして登場した。

高速道路二人乗り解禁に合わせた長距離走行に適した仕様となっており、主な変更点は

  • ハーフカウル
  • 角型マルチリフレクターヘッドライト
  • 左右カウル内側の約1Lの収納スペース

となっている。

 

 CB400SF HYPER VTEC Revo (NC42)


2007年12月25日発売。燃料噴射装置であるPGM-FIを装備し、HYPER VTECをさらに進化させHYPER VTEC Revoを搭載。[4]
エンジンは1986年に発売されたCBR400Rから20年以上に亙って搭載されていたNC23Eから新設計のNC42Eに代わり、アンチロック・ブレーキ・システム採用モデルもラインナップされる。また、SUPER BOL D'ORもラインナップされる。

 

 評価


このCB400SFは乗りやすいとの評価が高く、自動車教習所で広く採用されており、その為か最近のライダーでは初めて乗るオートバイがこれという人は多 い。ちなみに教習車として使われるCB400SFはNC39の外装のものでもHYPER VTECを採用していないモデルが存在する。これはHYPER VTECのバルブ切り替え時に挙動が変化する事が教習には不向きであるためと思われる。また、馬力・トルクも大幅にダウンされ、どの回転数からでも均等の パワーが出るように改良されている。

バイク便でも社用バイクとしてよく使われるなど、現在でも400ccクラスでは最も販売台数が多いロングセラーモデルとなっている。

 

 脚注


  1. ^「ホンダ CB400 SUPER FOUR」の各部を充実させるとともにビキニカウル装着タイプを追加し発売
  2. ^CB400 SUPER FOUR Version S 1996.2
  3. ^NEW CB400 SUPER FOUR VresionS 1996.11
  4. ^Honda 環境性能と俊敏な走りを両立させた「CB400 SUPER FOUR」を発売

 外部リンク